2020.06.24 検証実験

【1週間トルティーヤ実証実験】トルティーヤなら毎日の皿洗いがラクチンに!? 

「トルティーヤで世界を変えるための17の目標(TDGs)」と題して、トルティーヤが世界に与える効果をご紹介しております。今回は実際に、食卓にトルティーヤを取り入れることでどのような効果があるのかを実証実験いたしました。

トルティーヤが、環境に与える効果はあるのか?

今回の実験にご協力いただいたのは、関東にお住まいのSさんご家族。
17の目標の1つである「限られた水資源を大切に」にどのような影響があるのかを検証します。

TDGs

【検証方法】
・検証期間は1週間
・家族構成は30代のご主人、20代の奥様、2歳の息子さんの3人家族
・1日のうち2食をトルティーヤを使用した食事を摂る

 

Sさんのご家庭で使用されている食器洗い乾燥機の使用回数を元に、水道・電気・洗剤使用量を算出。
通常通りの生活を送った場合と、食卓にトルティーヤを取り入れた場合ではどのような差が出るのでしょうか。

 

まずこちらが、Sさん宅で使用されている食器洗い乾燥機。

Sさん宅では1日平均2.5回食洗器を使用されているそうで、上記カタログ値から換算すると、1週間あたりに水を201.3リットル使用し、ランニングコストは435.8円かかっていることになります。では、トルティーヤを食卓に取り入れるとどのような変化があるのでしょうか。

 

トルティーヤを食卓に取り入れた場合の環境負荷低減

こちらは、Sさんご家族が実際に召し上がったトルティーヤ料理の一例。

トルティーヤ生活(TDGs)

主に、朝とお昼の食事にトルティーヤを取り入れたそう。
2、3日分の野菜は事前に細かく切って冷蔵保存、そこにサラダチキンやハムなどのお肉や前日の夕食の残りをドレッシングなどと一緒にトルティーヤで包んで召し上がられました。

 

ブリト―(TDGs)

チーズとケチャップ、ベーコンを包んでフライパンで焼くブリト―なども作られたそうですが、基本的にフライパンや余計なお皿を必要としないトルティーヤ。余りものの食材を巻くだけで簡単に食べることができるので、調理の簡単さはもちろんのこと食器洗いの手間も大きく軽減されるのです。

食後の食洗器(TDGs)

 

その結果、これまでは1日平均2.5回ほど使用していた食器洗い乾燥機の回数は、1日平均1.3回(1週間での累計使用回数9回)に削減されました。

 

これを年間換算すると、これほどまで水資源を節約することができるのです。

年間で約5トンの水資源節約にも驚きですが、1万円以上の家計負担軽減にもつながっています。
野菜の端材など食材を無駄なく使用することができるので、食器洗い乾燥機のランニングコスト節約以上にこれまで捨てられていた食材の活用。つまりフードロス削減にも貢献できるのです。

トルティーヤを食卓に取り入れてみて

また、今回の検証によってTDGsが掲げている他の項目への効果も判明いたしました。

今回の検証に協力して頂いたSさんによると、水資源の節約以外にも様々な効果を感じたそう。

 

【Sさんのコメント】
1週間トルティーヤを取り入れた生活を送って感じたことは、朝食、とくに野菜をたくさん食べるようになったことです。
これまでは息子にだけ朝食を出し、私たち夫婦は適当に食事を済ますか、そもそも朝食自体を食べないことがほとんどでした。しかし、今回の検証によって、家族全員で朝食を摂るようになったのです。
トルティーヤなら、事前に切っておいた野菜と夕食の残りを包むだけで食べることができるので、忙しい朝にも支障がありません。
また、検証実験を行った期間は、新型コロナウィルスによる外出自粛で私は自宅勤務でした。今回の実験で朝食をしっかりと摂るようになったことで、これまで午前中はどうも本調子を発揮できず、昼すぎくらいからやっと集中して業務にあたれるという状況だったのですが、午前中から効率よく業務に当たれるようになった気がします。

そして、今回の検証実験を通じて一番感動したことは、野菜嫌いの息子が野菜をしっかり食べてくれたことです。夕食で酢豚を出した時はピーマンとタマネギを嫌がり、絶対に口にしようとはしなかったんです。でも翌日に、その残った酢豚をただトルティーヤで巻いて息子に出したところ、昨日は嫌がっていたはずの野菜を気にすることなく美味しそうに食べてくれたんです。
私たち夫婦の仕事に対する生産性が向上しただけでなく、息子の食事の栄養バランスも整えることができました。

 

 

Sさんは今回の実験を通して、仕事の生産性や息子さんの野菜嫌い克服にトルティーヤが貢献できたと語りました。またSさん自身も野菜をたくさん摂る食生活になったことで、体重が1.5キロ落ちたそうです。

 

トルティーヤ1枚の厚さは、わずか数ミリ。そんなトルティーヤ1枚にできることはとても小さなことかもしれません。
くしくも、今回の新型コロナウィルスの影響により、自宅で簡単に食べることができるトルティーヤの需要が高まったそうです。これから働き方やプライベートの過ごし方など、社会は大きな変革を迎えることでしょう。そんな変革の中でトルティーヤを食べてくれる人がもっと増えたら・・・。

 

もしかしたら、たった数ミリのトルティーヤが世界が抱える諸問題を解決することになるかもしれません。

 

 

※今回の調査においては、あくまでも一例を示すもので、全ての家庭での結果を保証するものではありません。

このプロジェクトの担当者

TDGs事務局

TDGs事務局

トルティーヤを通して日本そして世界を平和に、豊かにするために日々活動しております。